Organic Innovationは、有機的組織*”Organic Organization”の考え方をイノベーションに応用することで、
「自律的機能の有機的なつながりから生まれるイノベーションを支援する」ことをミッションとしています。
次世代への変革に向けて様々なベクトルで多くの人や組織が懸命の努力を続けていますが、実際には変革やイノベーションは
容易ではありません。一方、こうした多様な活動が横に連携したり異なる知見経験が有機的に組み合わされたりすることで
ブレイクスルーが生まれることも散見されます。このような、異なるエネルギーが同じベクトルに向けて統合され次世代に
向けた価値創造していくようなイノベーションの動きを伴走型で支援します。また、情報発信やコミュニティへの
参加を通じて、こうした動きの触媒やイナーシャの役割を果たします。
※有機的組織:1950~60年代,T.バーンズと G.M.ストーカーはどのような組織が,どのような環境下で有効かという研究を行ない,安定した市場・技術環境下における有効な組織を「機械的組織」,不安定な環境下における有効な組織を「有機的組織」と名付けた。機械的組織は職能の細分化,明確な階層構造と権限,定型的な
コミュニケーションなどを特徴とし,有機的組織は,役割分担に曖昧さがあり,その都度調整が図られるもので,階層的なタテの関係というよりヨコの関係に近く,緊密なコミュニケーションを特徴としている。この概念は,あらゆる条件下で唯一有効な組織を模索してきた組織論の潮流を変え,コンティンジェンシー理論の先駆けとなった。
(出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典)